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2024.07.26

心理と福祉の違いって?

皆さん、こんにちは!このブログを読んでいる方々は、「心理」と「福祉」の違いを知っていますか?

私たちの心理健康学科の正式名称は「心理・福祉学部 心理健康学科」です。心理・福祉学部には、心理健康学科のほかに「社会福祉学科」もあります。社会福祉学科では、将来、社会福祉士や精神保健福祉士といった資格を取得して、人を支援する職業に就くことができます。

そのため、「心理健康学科と社会福祉学科の違いがわかりにくい」という声をよく耳にします。そこで今回は、「社会福祉」と「心理学」の違いについて説明し、その上で心理健康学科の特徴を説明します。

社会福祉
社会福祉は、社会の中で生まれた学問で、実践的な支援活動や政策を通じて社会全体の福祉向上を目指します。つまり、社会の中で生活する人たちの役に立つことが重要です。

心理学
心理学は、実験から生まれた学問で、科学的な研究とデータ分析を通じて個人の心理的健康や行動を理解・改善することを目指します。つまり、心を科学的に研究することがまずは重要です。その応用として人の支援につなげます。

具体的な違いを理解するために、心理健康学科と社会福祉学科が共同で作成した「心理・福祉発見BOOK」をご覧ください。PDFで見ることができますので、ぜひチェックしてみてください!
⭐️心理・福祉発見BOOKはこちらからも見ることができます
⭐️社会福祉学科HPはこちら

さて、心理健康学科に興味を持ってくださっている皆さんのために、心理学についてお話しします。心理学は、心という目に見えないものをさまざまな方法で理解し、それをデータに変えて研究します。この分野を「基礎心理学」と呼びます。基礎心理学の対象は幅広く、人がいるところにはどこにでも心理学の研究対象があります。いや、人だけではありません、動物だって心理学の研究対象になるんです。
人の発達や社会の中での振る舞い方、人がどのように学習するか、さらには脳の活動に至るまで、多岐にわたるテーマを研究しています。発達心理学では、乳児期から老年期に至るまでの人間の成長や変化を追い、社会心理学では人々が社会的な状況にどのように反応し、互いに影響を与え合うかを探ります。認知心理学は、記憶や思考、問題解決といった心のプロセスを解明し、神経心理学では脳の構造や機能が行動や感情にどのように関与しているかを研究します。これらの多様な分野が融合することで、人間の心と行動についての深い理解が得られます。心理学の幅広さと奥深さは、私たちの生活や社会に対する洞察を豊かにし、さまざまな実践的な応用につながっています。

その「応用」となるのが「臨床心理学」です。臨床心理学は、心理的な問題を抱えた方の支援を行うための学問で、基礎心理学の知見を応用して人を支援します。カウンセリングも臨床心理学に含まれます。また、本学科ではスポーツ心理学も学べます。スポーツ心理学は「基礎」と「応用」の両方を兼ね備えており、基礎で得られた知見をスポーツ分野に応用し、パフォーマンスを向上させる支援を行ったり、運動から人の心について科学的に分析することもあります。

「公認心理師になって人を援助したい」、「スクールカウンセラーになって学校生活を支援したい」と考えている方も多いと思います。そういった方は「臨床心理学」に力を入れている大学に興味を惹かれると思います。ただ、上に書いたように「臨床心理学」は「基礎心理学」の「応用」ですので、基礎心理学をしっかりと身に付けてこそ、科学的な知識に基づいて人の支援を行うことができます。画角的な知識が身についていないと、“なぜこのような支援をするのか”をうまく説明できなかったり、支援の結果をうまく分析できず、支援がうまくいっているのか、いっていないことを理解することができないことにもなりかねません。

心理健康学科では、「基礎心理学」を多様な教員陣でしっかりと学ぶことができます。その上で、現場経験も豊富な教員陣、最先端の研究をしてきた教員陣から臨床心理学やスポーツ心理学を学ぶことができます。それが私たちの大きな強みです。

8月3〜4日にはオープンキャンパスがあります。全ての教員が参加しますので、ぜひ皆さんに本学科の幅広い学びの世界を体験していただきたいです。

⭐️心理健康学科8月3〜4日オープンキャンパスの内容についての記事はこちら

みなさんのお越しをお待ちしています!

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