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2025.02.28

色彩心理学からみたユニフォームの色の効果

 皆さんがこれまでの部活動で着用したユニフォームもしくはクラスTシャツの色は何色でしたか?
「色」と「人間の心」との関係性を心理学的に解明していく色彩心理学という存在があります。
 
 では、何色のユニフォームの勝率が高いのでしょうか?それについて調べた研究をご紹介します。

「スポーツで勝つためには赤を着るべきだ」と結論づけたダーラム大学の研究(2005)です。アテネ五輪で実施されたボクシング、テコンドー、レスリングの格闘系競技を対象に、選手が着用した赤と青のウエアの色と勝敗の関係を検討しました。その結果、赤のユニフォームを着用した者の勝率が高いことが示されたのです。ゴールキーパのセーブ率を調べた他の研究でも同様の結果が分かっています。赤が象徴する攻撃性や危険といったイメージが対戦相手に無言のプレッシャーを与えたと考えられています。

 色彩には、間違いなく、人の心を動かす何かがあるようです。皆さんの好きな色についてその色が持つイメージや意味などを調べてみると新たな発見があるかもしれません。

写真はオープンキャンパスなどで着用する心理健康学科のポロシャツです。緑はすべての色の中で一番休息を与える色とされているとか!?

(記:千葉陽子)

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