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2025.03.20

「やばい!」で会話ができる?コミュニケーションの不思議

皆さんは「やばい」という言葉を使っていますか?国語の辞書である広辞苑によると、「やばい」は「不都合である」「危険である」などのネガティブな意味を持っています。日常会話でも、テスト前や、遅刻しそうな時に「やばい!」と友達と言い合っているのではないでしょうか?一方で、美味しい食べ物を食べて「やばい!」と言ったり、好きな芸能人や“推し”を見て「やばい!」と言ったりすることはないでしょうか?実際の会話の中ではポジティブな意味合いで「やばい」を使うこともあります。

同じ「やばい」でもネガティブな意味とポジティブな意味がありますが、私たちは会話の中で「やばい」の意味を取り違えることはあまりありません。私たちは相手の感情や状況、文脈を読み取るといったコミュ二ケーションの力を持っています。そのため、瞬時に「やばい」の意味を理解できるのです。「やばいよね!」「やばいやばい!」だけで、友達との会話が楽しめるのは人のコミュニケーションの特徴であり、不思議であると言えます。

(記:溝江唯)

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