
新しい人間関係にエネルギーを使い、5月頃に疲れを感じるのは、ごく自然なことです。私たちは「うまくやらなきゃ」「仲良くしなきゃ」と無意識に頑張りすぎてしまうことがあります。そんなとき大切なのは、「今の自分はどういう状態か」と気づく力です。
これは“メタ認知”と呼ばれ、こ自分の考え方や感情、行動のクセに気づき、それを客観的に見つめ直す力のことです。メタ認知を育てることで、「少し立ち止まろう」「距離をとってみよう」と、自分に合った対応がとれるようになります。疲れを感じたときこそ、自分の状態に目を向けること。それが、新たな環境にうまく適応していくための大切な力です。
(記:野村照幸)