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2025.12.05

アファンタジア

先日学会で「アファンタジア(aphantasia)」という言葉に出会いました。恥ずかしながらそれまで知りませんでした。
AIの概要によれば、「アファンタジアとは、頭の中で映像を思い描くことができない、心的イメージを視覚化できない状態のことです。」と出てきます。心的イメージとは, “刺激対象が実際には存在しないのに主観的に知覚することができる感覚類似経験” のことです。誰でも心的イメージを持っているものと疑いなく思っていましたが、それは勝手な思い込みでした。
一方、共感覚という言葉が思い出されます。これもAIの概要によれば「共感覚とは、文字や音などの刺激に対して、通常とは異なる感覚が同時に引き起こされる知覚現象です。」と解説が出ます。例えば、ドレミのドの音を聞いたら赤色が見えるようなものです。アファンタジアも共感覚もどちらも3から4%程度存在すると報告されています。クラスに一人くらいは居ると思ってもいいでしょう。
どちらもそれなりに意味のある特性だと思うのですが、お互いがお互いを理解できて、こんなメリットがあるんだと理解できるような世界になるといいですね。




(記:坂田省吾)


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