第3回目の教員紹介シリーズがやってきました!わっしょい!
本学科では、基礎・臨床・スポーツの3つの分野をまるっと学ぶことができます。そして、その学びを支えているのが、バラエティ豊かな教員陣!このシリーズでは、そんな個性あふれる先生方を一人ひとりご紹介しています。「え?こんな一面があったの?」と驚くような素顔をお届けしますので、お楽しみポイント盛りだくさんです!
さて、前回の溝江先生に続き、今回も「心理学の魅力や楽しさって何?」という質問に、先生方がどう感じているのかをお聞きします。「心理学ってカウンセリング?」「心が読める?」なんて思っている高校生の皆さんも多いのでは?そんな皆さんに向けて、先生方に「私が感じる心理学の面白さ」を語っていただきました!どんなきっかけで心理学に魅了されたのか、どんなところに面白さを感じているのか、ぜひ一緒に覗いてみましょう。
第3回目にご紹介するのは…
坂田省吾先生です!
坂田先生が感じる心理学の魅力とは?
ヒトは時間をどのように感じているのでしょうか。物理的時間は同じでも、そのときの状況によって時間を短いと感じたり、長いと感じたりします。面白いことをしていると時間が経つのは早いですね。これを心理的時間と呼びます。動物も時間経過を感じているのでしょうか。答えはイエスです。学習の方法であるオペラント条件づけを用いて、ラットにある時間を計る反応を行わせると、およそ一定時間で反応をするようになります。その時、同時に脳のいろいろな部位から脳波を計測して、タイミングをとっている発信源の領域と、その情報の脳内の流れをみようとしています。皆さん自身の時間の感じ方はどうですか? 生体に残された最後の神秘としての脳と行動の研究に興味があります。特に自発する行動−オペラント行動の発現機構とその制御がどのように行われているのかを、系統的に解明したいと考えています。興味あることを一緒に研究しませんか。
実験は楽しいです。継続は力なりです。実際にやってみると自分の知らないことがたくさん見えてきます。もちろんわからないことも増えますが,新たなことに向かって挑戦することは楽しいですよ。
いかがでしたか? 坂田先生の研究内容、興味深いですよね!「時間の感じ方」も心理学の研究対象であり、脳と行動の関係も解き明かそうとされていることが伝わったのではないでしょうか。本学科では、実験を通じて「心」を実際に測定したり分析したりすることができるのも魅力の一つです。そんな坂田先生のような、経験豊富で脳や行動の専門家がいるのも本学科の強みです!
これからも、先生方の魅力をたっぷりご紹介していきますので、次回の教員紹介もお楽しみに!