第9回目の教員紹介シリーズ、ついにやってきました!盛り上がっていきましょう!
今回も、先生方の個性あふれる魅力的な時間をお届けします。本学科では、基礎から臨床、スポーツ心理学まで、幅広い分野を網羅したカリキュラムが揃っており、豊富な経験を持つ先生方が皆さんの学びを支えています。このシリーズでは、そんな先生方の普段は見られない素顔や、心理学の奥深さを垣間見ながら、心理学の面白さをお伝えしていきます。今回もお楽しみください!
さて、前回の廣瀬先生に引き続き、今回も「心理学の魅力って?」というテーマで、先生方がどのように心理学を捉えているか、そのお話を聞いてきました。「心理学ってカウンセリングだけ?」とか「赤ちゃんは喋れないから心理学の範囲ではないんじゃないの?」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、それは実際の心理学とは少し違います。心理学はもっと幅広く、日常のさまざまなシーンで活かされる学問なのです。
今回ご紹介するのは…領家梨恵先生です!
領家先生が感じる心理学の魅力とは?
なぜ私たちは様々な感情を抱き、考えを巡らせるのでしょうか。漠然と不思議に思っていた時、「人は悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」という一文を漫画で目にし、深く共感しました。この体験をきっかけに、心と体の関係に強い興味を持つようになりました。高校時代に「生理心理学」という学問に出会い、その魅力に引き込まれました。生理心理学とは、生理学的な手法を用いて心の働きや行動の仕組みを科学的に解明する分野です。心理学と聞くと、夢占いや性格テストを思い浮かべる方も多いかもしれません。それも興味深いのですが、私は「なぜそうなるのか」という背景を知りたい性格のようです。私たちの体には脳という中枢機関があり、そこで情報の処理や伝達が行われています。脳内でどのような働きが起こり、それがどう心の動きにつながるのかを考えることが非常に面白いのです。心理学は、人間の心や行動が多くの要因に影響されるため、脳科学、社会学、教育学など、様々な分野と関連しており、幅広い分野を含む奥深い学問になったのだと感じています。
いかがでしたか?領家先生が心理学に興味を持つきっかけが、漫画の一文だったというエピソードは、とても親しみやすいですね。逆に言えば、身近なところに自分の興味のきっかけは転がっていると言えるかもしれないですね。また、「泣くから悲しい」という言葉をきっかけに、心と体の関係を深く探求していく姿勢が、生理心理学という学問への興味に繋がっていったのも印象的です。心理学が夢占いや性格診断のようなものだけでなく、脳や体の仕組みを科学的に探る学問であるという点は驚いた方もいるのでは?常に「なぜ?」を追求する姿勢は、学問の真髄ともいえる素敵な姿勢ですね。
領家先生は、豊富な知識と好奇心旺盛な探求心で、心理学の多様な側面を学生に伝えてくれる先生です。こうした先生方がいることが、本学科の大きな魅力でもあります!
ところで、領家先生、白衣を着て、実験中の表情は真剣そのもの!心理学が科学的な実験をするってことが伝わると思います!しかも厳密な方法で行うからこそ、この真剣な表情になるんでしょうね!ただ、普段の領家先生は全く違う表情だったりもします。このあたりはオープンキャンパスや入学後にマジマジとご確認ください!
次回も、心理学の奥深さと面白さをたっぷりお届けしますので、お楽しみに!